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2011年9月11日 高橋浩昭氏畑研修会

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9月11日、自然農で生業を立てている高橋浩昭氏に畑研修をしていただきました。 研修では、耕作放棄地をどのように自然農の畑に変えていくのか、畑の観察の仕方、畝の立て方、草の刈り方、種蒔き・定植の仕方などを一から手本を見せていただきました。 また、日ごろ疑問に思っていることにも丁寧に答えていただきました。 先生が自然を謙虚に観察し、いのちの営みの邪魔しない、めぐりを断ち切らない、そして、いのちを上手につなぐことを心がけている姿勢は、会員にとって大きな財産になりました。 ありがとうございます。

研修会の様子

畑の観察のポイントの説明

畝の立て方

定植のやり方

大根のすじまき

参加者の感想

  • 私等夫妻は畑をやり始めてまだ2年目なので、まだまだ解らないことだらけです。現在、市民農園なので、まわりの目もありどうしても草を刈ってしまいます。 高橋先生のお話を聞き、草や虫のありがたさ、大切さをしみじみ感じました。畝づくり、種まき、植え付け・・・無駄のない作業の動き方、学んだことたくさんあり、充実した1日でした。 ただ時間がなくてお写真を見ることができなかったのが少し残念でした。 畑の場所や状況によってやり方とか違ってきますが、まずは自分のやっているところからもうすこし観察しようと思います。このような機会を作ってもらいありがとうございました。(K)

  • 先日の研修会、とても充実してて面白かったです。自然農を学び始めてからというもの、目からうろこな出来事がたくさんあって驚いているのに、先日の高橋さんの話を聞いていると、さらにボロボロとうろこが取れていきました。 高橋さんの物腰の柔らかい対応、無駄のない動き、見ていて気持ちよかったです。 暑い時間に大勢の人達が真剣に見ている中、大変だったと思います。ありがとうございました。 そして、この有意義な会を開いて頂いた方々に、感謝いたします。将来の自分の糧になったと思います。(H)

  • 高橋先生本当に良い人ですね。昼食の時に失礼な質問を沢山しましたが嫌な顔一つせずに丁寧に答えてくれました。 実習や公民館では自然農テクニック満載で惜しげもなく披露してくれました。が、終始一貫してご説明いただいたのは、その土地、その季節でどのように自然にアプローチしていくのかという「氣持ち・心」を述べられていたように思います。 「石ころ一つにも意味があるはずです。」の言葉が耳に残りました。 今春から初めて、長竹で畑をさせてもらっていますが正直言って夏の雑草には敵意を抱きました。 好きな釣りにも行かず、田んぼ、畑で草取りの毎日でした。作物が無かったら草刈り機で全部キレイに刈れるのになーと何度思った事でしょう! しかし、先日の講習会に参加して雑草の大切さを再確認する事ができました。今朝も畑に行って、雑草の豊かなこの土地で作業できる事への感謝の気持ちで満たされました。 テクニックはまだまだ勉強の余地がたくさんありますが自然への心配りだけは怠らないようにしていこうと思います。 そしていつか、四万十川のほとりで鮎釣りをしながら、自然農による自給自足の生活を実現させたいです。 それにしても本当に高橋先生のお人柄は素晴らしいですね。みんなで、テント持って泊まりにいきましょう!(I)

  • 日曜日は朝から夕刻まで、畑の先生・高橋先生の講座でお世話になりました。あの後いてもたっても居られずに…講座の後に、新しい畑(赤土・乾燥地帯の畑)にNPOの数人のお仲間と一緒に行ってきました。 研修では、高橋先生が刈った草で覆われた畑で作業をなさっている傍ら質問させて頂きました。 「土をなんとかしようとするのではなく、もともとあった草を生かしてその上を豊かにしていったらいいと思いますね」と応えて頂きましたが、深く頷きながら伺っていました。 鎌やシャベルを持参していたら、傍らで作業をしつつ聞けたかな?とも思いましたが、汗を流しつつも、本当に優しい面持ちで草と土に向かっていらっしゃるお姿を拝見し、心打たれました。 いままで「自然農」というものを「草を敵としない地球にやさしい農法」と漠然と捉えていた部分がありましたが、すべてに渡って「人間、植物、動物、地球」がひとつながりのものとして全体として捉えているのだなと改めて思い知りました。 「生きているのではなくて、生かされている」ということでしょうか。 お昼の時間にどなたかが、高橋先生のこれまでの経歴についての質問をしていましたが、その時に「すべてをこうすると決めてしまわないで、自然とこうなってしまった…というのが本当のところでしょうか」 と答えておられましたが、自然が刻一刻と姿を変えていくことを考えると「こうなってしまう」「自然と寄って来てしまう」という感覚がものすごくよく分かる気がしました。その上での「自然農」なのだなとわかってきました。 私も是非ともいつか静岡の畑と田んぼに訪問出来るといいなと思っております。 とてもよい交流の場を設けて下さり、本当にありがとうございました。(A)

  • 研修は、楽しかったし、ためになりました。本を読んだり、聞いたりするのと違って、実際目の前で作業を見せていただくとよくわかりました。 あと、高橋先生の草刈の早さに驚きました。作業してるわりに水を飲まない燃費の良さというか、体力というのが、流石だな〜と思いました。 ただ、先生にばかりたくさん作業をさせてしまって、よかったのかな〜とも思いました。 高橋先生は、質問したことに対しても、一生懸命考えて答えて下さり、自分のわかることはできる限り伝えようとされている姿勢や腰の低さなど、お人柄も素晴らしかったです。 私は、2年ほど前から、畑に肥料を入れないでやる面積を徐々に増やしてきましが、肥料を入れているところに比べて、やはり収穫が減りますので、今は土を作っている段階だから安定しないということはわかっていても、心が折れそうになります。 でも、高橋先生が肥料を入れない状態でもきちんと収穫できていることを知り、勇気づけられ、このまま続けてみようと思いました。 高橋先生のお話の中で、収穫した玉ねぎの大きさがばらつくという話がありましたが、それが自然の状態なのかなと参考になりました。 大きさが同じものばかりできるとか、大きいものばかりできるというのは、やはり不自然なことなんでしょうね。人間が無理やりしていることなんですよね。 以上、とても参考になりました。講演会もいいですが、スキルアップの為に、研修会というのもいいですね。(M)

  • 高橋さん、農繁期の貴重な1日遠くまで、お運びいただきどうもありがとうございました。 高橋さんのお話を聞かせていただいて、自然農に限らず、謙虚に自然と向き合う姿勢と時間をもつことが大事なんだなと感じました。 静岡自然農でもそうですが、色々な人と意見交換する機会を持つということは面白いですね。畝作りをするときの草の取り除き具合、どこで手を打つか悩んでいたので、とても参考になりました。 夏場は草たちとややもすれば敵対関係になりそうになりますが、春のハコベを見たときのうれしくもやさしい気持ちで同じように接せられるように修行したいと思います。 また静岡でお会いできればと思います。本当に暑い中どうもありがとうございました。(H)

  • 畑に立つ先生のお姿は周りに溶け込んでいて、全てはひとつと言う言葉が浮かんできました。 畑の生き物達と目に見えない交流をされているのですね。是非先生の畑を見学させて頂き、作業されている様子を拝見したいです。 私は他と比較したり欲が出てしまい、畑の生き物達への配慮を忘れてしまうことが多々あります。 これは生き方にも通じるように思え、反省・・・畑のこと以外の気づきも沢山頂きました。ありがとうございました。(Y)

  • 講習会に参加させていただき、ありがとうございました。先般、秦野での研修会に参加できなかったので、今回は是非にと思っていました。 時間にわたり、実演をされながら、質問にも丁寧に答えていただき、本当に勉強になりました。 早速、学んだことを畑で活かしていきたいと思います。獣害対策の大変さを改めて聞き、都市近郊で田畑をしている身にはその問題はないので、それだけでもありがたいことだなと感じました。 また、専業農家になられるまでの話にも、とても興味がありました。自分自身、生き方に色々と悩み、もがきながら来たので、またの機会にお聞きしたいなあと思っています。 いつか静岡でされている定期の講習会にも参加できればと思います。今回はどうもありがとうございました。(A)

  • 先日の畑研修に参加させていただき、どうもありがとうございました。 以前何回か静岡自然農の会の学習会に参加し、高橋さんの畑の様子も見せていただいたことはありましたが、今回のようにじっくり一から教えていただいたのは初めてでした。 ご自身の畑ではなく初めての場所にもかかわらず、すばやく観察してサクサクと動かれるお姿にとても感動しました!そうして動かれている中でもいろいろな質問に丁寧に答えて下さり、自然農に対する理解がまた少し深まった気がします。 その時の状態や状況ひとつひとつ、全てに理由があるんですね。しおれているとつい水をジャンジャンやってしまう私ですが、根を一所懸命張ろうとしているところかもしれない!と、これからはもう少し観察して、自然の声に耳を傾けられるようになれればと思います。 「土の上の環境を豊かにすれば土壌も豊かになる。」正確ではないかもしれませんがそのようなニュアンスのお言葉が、ついつい土の方に目が行ってしまう私にとって、今回一番印象に残りました。 最後になりましたが、このような講習会を企画していただき、準備をして下さった方々に本当に感謝いたします。 実践あり、そして落ち着いて高橋さんのお話が聴ける時間も取っていただいたので、とても充実した学びの一日となりました。(S)

  • 畑研修有難うございました。今でこそ、メジャーになりましたが、とにかく自然農のプロ(生計を立てている)っちゅうのは尊敬に値します。常識を逸した事を始めて証明した事ですから。 高橋さんの言葉の端々から俗世間にまみれた思考から考えもつかない位置に鎮座している様に感じます。 ”生きるということは、、”の様な事は一切言葉にされませんでしたが、自然感は現代社会の対極にある様に思いました。これなくして自然農はあらず。そこは何処? 忙しいとは心をなくすと書く。ああ、今日も反省、明日も反省・・・・。日本人の心をとりもどそう。(N)

  • 高橋先生、ミツバチでお世話になっております。 お会いしたあと、仕事に向かったのは、ご記憶におありと思いますが、なんと、お客様も、その日に畑をしてきたそうで、とても話が弾みました。 まだ、はえてきた芽が何なのか、わからない未熟な私ですが実技を見せていただいたことが、今後の人生に大きな意味を持っていくと思います。 今は台風で、外は強風と大粒の雨ですが、 芽に想いをはせると、上にかけられた草がネットのように適度に絡んで動かずに、芽を過度の環境から守っているように感じます。惑星の上の環境は、種だって裸でいれば決して穏やかなばかりではないんですね。 あれからの畑がおもしろくて2回見に行きました。そして、苗が「根を張ったからもう大丈夫」とか芽が「湿り気が確保されているから安心」とか、言っているようすを観察しました。 実習で高橋先生のお仕事を見せていただいて常に「その先の姿をおもい見ながら」、土や種や草を扱っていかれるのだな、と思いました。 「草を刈ると、はやく次の季節の草に交代し、刈らないとゆっくり交代する」(しかしいずれは交代する)という、ことをきょうは思い出して思惟しました。 人として自然界に参加する、それは工夫や知恵でですね。いろいろなことを知って、記憶と経験を積んで、よりよい方法を捜して無理をしないで収穫をいただくことが、人工。 やっぱり、自然界に入っていることに気がついていきていくんだなぁと思いました。人の手が適度に入って、収穫につながることも、自然のことですね。みつばちにもその考えを活かしていきたいと思います。 養蜂場社員歴3年のICU出身の若者が「自然農」から養蜂に流れてきたそうで、いろんな相談ができそうな予感です。 私は秋田県に家がありますので、北国でする自然農についても考えていきたいです。 これからも、ご指導をお願いします。みなさんと、静岡にうかがえる日を楽しみにしています。おいそがしい中、相武台下にお越しいただきまして、ありがとうございました。(G)

  • 畑研修ありがとうございました。丸一日の講習会で随分と贅沢な時間を過ごさせていただいたんだなぁと、あとになってじわじわと感じました。 高橋先生が作業しながら教えてくださっているのをずっと近くで見せていただいていましたが、勉強になったのはもちろんですが、お傍でご一緒できたことにとっても癒されました・・・ なんて言ってしまうのは失礼なのかもしれませんが、先生が触れていらっしゃる草や土、自然全体が先生と一体になっているように感じました。畑での時間はとっても心地よい時間でした。 定植された苗たちがあったかい布団に包まれているかのように、草の間にいるのが印象的でした。はじめからそこにいるようでした。 先生が何かを決められるときにはほとんどが、草を見て決めるというようなことを言われていました。 草を刈る際に自分なりにも考えて刈ってはいましたが、そこまで大切に考えてはいませんでした。これからは、もっと草を感じながら作業していこうと思いました。 機会がありましたらぜひ先生の畑を訪問したいです。ありがとうございました。(風うたう)

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